バイクに乗るようになった理由
バイクに乗ってみたかったから。
これ以上の理由は持ち合わせてないのだけれど、そこに至るまでの経緯を書いてみようと思う。
学生時代からバイクへの憧れはあった。当時とてもはまっていたのが「キノの旅」という小説で、主人公キノが喋るモトラド(バイクのような架空の乗り物)と旅をする物語だ。モトラドで自由に旅をする場面を読んでは、こんな風になれたら楽しいだろうなと思っていた。
とは言うものの、フワフワとした憧れのまま学生時代は過ぎ去り、就職とともに自動車を取得するとバイクという選択肢はほぼ消滅した。
そうこうして、10年以上も過ぎた昨年末、ひょんなことから250TRを譲って貰えることになった。
ー自分用のバイクが手に入る。
ーフワフワとした憧れを現実にできるかもしれない。
ーバイク乗りの相方とツーリングができるかもしれない。
そう思うと一気にスイッチが入った。
そんなこんなで、コロナ真っ只中の2020年5月教習所に入校、同年8月に卒業し、無事にライダーの一員となった。
大それた理由はないけれど、人生はふとしたきっかけで動き出す。やっぱり不思議だ。