怖がりはバイクで風になりたい

相棒の250TRと風になれる日を目指して、バイクでの何やかんやを綴るやつ。

2020.10.31(土)ご近所周り

気がつけばもう11月。相変わらず、週1程度で物凄ーく短距離を恐る恐る乗っている。そんなレベルなので大して上手くなるはずもない。本当怖がりを舐めないで欲しい(これ何回言うの)

 

歩行者や障害物の多い商店街を抜けて、歯医者で虫歯治療。少しだけ遠回りして広い直線コースで加速の練習してお家へ帰宅。

 

家の前が坂道なんだけれど、大体エンストする。後続車がいないのでなんとか五体満足で済んでいるが、素直にギア落とすなり半クラしなさいという話。

 

そもそも半クラが下手すぎるというのが大きな課題。あのCB400半クラしてギリギリクランクしてたはずなんだけど…その時の私カムバック。

バイクに乗るようになった理由

バイクに乗ってみたかったから。

 

これ以上の理由は持ち合わせてないのだけれど、そこに至るまでの経緯を書いてみようと思う。

 

学生時代からバイクへの憧れはあった。当時とてもはまっていたのが「キノの旅」という小説で、主人公キノが喋るモトラド(バイクのような架空の乗り物)と旅をする物語だ。モトラドで自由に旅をする場面を読んでは、こんな風になれたら楽しいだろうなと思っていた。

 

とは言うものの、フワフワとした憧れのまま学生時代は過ぎ去り、就職とともに自動車を取得するとバイクという選択肢はほぼ消滅した。

 

そうこうして、10年以上も過ぎた昨年末、ひょんなことから250TRを譲って貰えることになった。

 

ー自分用のバイクが手に入る。

ーフワフワとした憧れを現実にできるかもしれない。

ーバイク乗りの相方とツーリングができるかもしれない。

 

そう思うと一気にスイッチが入った。

 

そんなこんなで、コロナ真っ只中の2020年5月教習所に入校、同年8月に卒業し、無事にライダーの一員となった。

 

大それた理由はないけれど、人生はふとしたきっかけで動き出す。やっぱり不思議だ。

2020.10.11ご近所ツーリング

自己紹介的なものはまた今度。

覚えているうちに、覚えていることを書くことにする。

 

2020.10.11(日) 快晴

バイク練習がてら、相方と近所をツーリング。

相方とのツーリングは2回目。(前回はかなり酷い運転だったので、その時のことも書ければどこかで書くかも)

 

定食屋さんでモーニング→ちょっと山道→クネクネカーブ連続の地元道を走り帰ってくる全長5kmもないコースだが、免許取得してから自分史上最長コースである。運転技術の伴わない怖がりをなめないでほしい。

 

以下、ツーリング時の課題。

 

①スムーズな発進、加速

   半クラの位置がまだ掴めない。どうも半クラの位置は自分が思うより遠いみたいだ。エンストしたくないがために、指を離すのが怖いみたい。そのせいで、発進がもたつくので、加速ももたつき置いていかれる。

 

②適切なギアチェンジ

 250TRにはタコメーターがないので、エンジン音や振動などの判断が必要。シフトアップはなんとなく掴めてきたような気もするが、シフトダウンはきちんと減速してないとエンブレが効いてショックが来る時がある。シフトダウンは毎度ドキドキである。

 

③目標位置での停止

 目標位置よりも大分手前に止まる癖がある。追突するのが怖いのと、速度感覚が掴めていない。あと停止時のクラッチ切りが早すぎるような気がする。クラッチ早く切りすぎるとエンブレが効かずに突っ込む可能性があるので、これは本当に注意したい。頑張れ私の左手。

 

④右左折

 やっぱりどうしても膨らんでしまう。バイクは曲がりたい方向に身体ごと向く必要がある。左に曲がりたければ、左の肩を引くイメージで。あとはステップ荷重も意識する。

 

⑤高速走行

 時速60kmになるとやはり恐怖感が先行してしまう。これは慣れるしかない。

 

⑥周囲の状況把握

 どうしても自分の運転操作に注力してしまい、状況把握が疎かになっている気がする。これ事故するよ、本当に。

 

書いてみて思ったけど、教習所で習った課題ほぼ全て網羅しているのでは?もう一回教習所に行った方がいいと思う。というか、ライディングスクールやって欲しい。切実に。

 

それでも前回の相方とのツーリングよりは走れていた感覚があって、楽しかった。バイクってきちんと乗れれば楽しい乗り物なんだと再確認。

 

そうそう、モーニング後に熱狂的カワサキファンに出逢うプチ事件?があった。

 

駐車場から発進する際にエンストしてまごまごしてたら、おじいさんがやってきて、「カワサキじゃー!カワサキじゃー!カワサキはえいバイクじゃー!事故せんように気つけよー。あと、チェーンにオイルもさしてやれ」とひとしきり、喋っていった。

 

出逢った瞬間はどうしよう…とタジタジであったが、帰ってきて思い返すとジワジワ笑えてくる。カワサキじゃー!カワサキじゃー!ってどんなファーストコンタクトやねん。バイクじゃなかったら絶対に出逢っていない、不思議な縁だった。